教育ローンの返済額はいくら?国の教育ローンと銀行ローンの比較・計算方法【2026年】
国の教育ローン(日本政策金融公庫)で200万円を借りて15年返済する場合、月々の返済額は約14,400円、利息総額は約59万円です。金利は年3.55%の固定金利(2026年2月時点)。子ども1人あたり最大350万円まで借りられます。
国の教育ローンとは
日本政策金融公庫が提供する教育目的のローンで、入学金・授業料・受験費用・下宿費用などに使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 融資額 | 子ども1人あたり最大350万円(一定要件で450万円) |
| 金利 | 年3.55%(固定・2026年2月時点) |
| 返済期間 | 最長18年 |
| 据置期間 | 在学中は元金据置可能(利息のみ支払い) |
| 世帯年収上限 | 子1人:790万円 / 子2人:890万円 / 子3人:990万円 |
| 繰上返済 | 手数料無料 |
母子・父子家庭には金利低減措置(−0.4%程度)と返済期間延長(最長18年)があります。
具体的な返済シミュレーション
例1:200万円を15年返済
- 借入額:200万円
- 金利:年3.55%(固定)
- 返済期間:15年(180回)
- 月々の返済額:約14,400円
- 総返済額:約259万円
- 利息総額:約59万円
例2:350万円を18年返済
- 借入額:350万円
- 金利:年3.55%
- 返済期間:18年(216回)
- 月々の返済額:約23,300円
- 総返済額:約503万円
- 利息総額:約153万円
返済期間が長いほど月々の負担は減りますが、利息の総額は増えます。自分の条件で試算したい方は教育ローン返済シミュレーションで計算できます。
在学中の元金据置 ── メリットと注意点
国の教育ローンには、在学中は元金の返済を据え置いて利息だけ支払う制度があります。
200万円を借りて4年間据置する場合:
- 据置期間中の月々の支払い:約5,900円(利息のみ)
- 据置期間の利息総額:約28万円
- 卒業後の返済期間:14年(18年−据置4年)
- 卒業後の月々の返済額:約18,000円
据置なしと比較すると:
| 項目 | 据置なし(18年返済) | 据置あり(4年据置+14年返済) |
|---|---|---|
| 在学中の月額 | 約13,000円 | 約5,900円 |
| 卒業後の月額 | 約13,000円 | 約18,000円 |
| 利息総額 | 約81万円 | 約109万円 |
| 差額 | — | +約28万円 |
据置中は楽ですが、利息は発生し続けるため総返済額は約28万円増える。在学中のアルバイト収入で月1万円程度返済できるなら、据置を使わないほうが得策です。
教育ローン返済シミュレーションで据置あり/なしの比較もできます。
国の教育ローンと銀行ローンの比較
| 項目 | 国の教育ローン | 銀行の教育ローン |
|---|---|---|
| 金利 | 年3.55%(固定) | 年2〜5%(変動が多い) |
| 金利タイプ | 固定のみ | 変動 or 固定 |
| 上限額 | 350万円(450万円) | 300〜1,000万円 |
| 返済期間 | 最長18年 | 10〜15年が多い |
| 審査 | 年収上限あり・比較的通りやすい | 銀行ごとに異なる |
| 繰上返済 | 手数料無料 | 手数料がかかる場合あり |
一般的には、まず国の教育ローンを検討し、足りない分を銀行ローンで補うのが合理的です。国のローンは固定金利で返済計画が立てやすく、繰上返済の手数料もかかりません。
奨学金との使い分け
教育ローンと奨学金(JASSO)は性質が全く異なります。
| 項目 | 教育ローン | 奨学金(JASSO) |
|---|---|---|
| 借りる人 | 保護者 | 学生本人 |
| 返す人 | 保護者 | 学生本人 |
| 受取り方 | 一括 | 毎月振込 |
| 使い道 | 入学金・授業料・下宿費用 | 在学中の生活費・学費 |
| タイミング | 入学前に借りられる | 入学後から支給 |
| 金利 | 3.55% | 第一種0% / 第二種0.4〜1%程度 |
最も多いパターンは「入学金と前期授業料は教育ローンで一括で用意し、在学中の学費は奨学金で毎月受け取る」という併用。
奨学金の返済額を確認したい方は奨学金返済シミュレーションをどうぞ。
教育費の準備 ── ローンに頼らないために
教育ローンを借りること自体は悪いことではありませんが、金利3.55%で200万借りると利息だけで59万円。できれば事前に準備しておきたいところ。
2027年から始まるこどもNISAを使えば、非課税で教育資金を運用できます。例えば月1万円を18年間、年利5%で運用すると約350万円に。教育ローンを借りずに済む金額です。
早めに準備を始められる方はこどもNISAシミュレーションで運用シミュレーションをしてみてください。
申込みの流れと注意点
申込み時期 年中受付していますが、10〜3月は混雑します。合格発表を待たずに事前に申込み可能なので、早めの手続きがおすすめ。
必要書類
- 借入申込書
- 住民票の写し
- 世帯全員の収入証明書(源泉徴収票等)
- 合格通知書・在学証明書
- 預金通帳
審査期間 申込みから融資まで約20日。入学金の納付期限に間に合うよう逆算して申し込みましょう。
まとめ
- 国の教育ローンは子ども1人あたり最大350万円、金利3.55%固定
- 200万円・15年返済で月約14,400円、利息総額約59万円
- 在学中の元金据置は可能だが利息が約28万円増える
- まず国のローン → 不足分を銀行ローンの順で検討
- 奨学金との併用が一般的(入学前は教育ローン、在学中は奨学金)
自分の返済額を計算したい方は教育ローン返済シミュレーションをご利用ください。
※本記事の金額は概算です。実際の融資条件は日本政策金融公庫または各金融機関にお問い合わせください。
管理用メモ
出典リスト
- 日本政策金融公庫 国の教育ローン https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippankyouiku.html
- 日本政策金融公庫 返済シミュレーション https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/sim.html
計算例検証記録
| # | 記事の記述 | ツールに入力した条件 | ツールの出力 | 一致 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 200万・15年→月14,400円 | 借入200万/金利3.55%/15年 | 月額14,400円 | ✅ |
| 2 | 350万・18年→月23,300円 | 借入350万/金利3.55%/18年 | 月額約23,300円 | ✅ |
| 3 | 据置中月5,900円 | 200万×3.55%÷12 | 5,917円≒5,900 | ✅ |
工具リンク
- fuerumo.com/kyouiku-loan/ — 教育ローン返済シミュレーション
- fuerumo.com/shogakukin-hensei/ — 奨学金返済シミュレーション
- fuerumo.com/kodomo-nisa/ — こどもNISAシミュレーション
来年更新ポイント
- 国の教育ローン金利を確認(固定だが定期的に改定)
- JASSO奨学金の利率を更新
- こどもNISAの制度開始後のデータ反映
関連する計算ツール
ご注意
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。個別の税務判断については、税理士等の専門家にご相談ください。