インボイス制度 消費税シミュレーション

売上と経費を入力するだけで、本則課税・簡易課税・特例措置の消費税額を自動比較。免税事業者のままでいるか、インボイス登録するかの判断材料を提供します。2026年度税制改正の3割特例に対応。

基本情報を入力

万円

消費税を除いた売上金額(国税庁

万円

課税仕入れに該当する経費(例:仕入・外注費・PC・ソフトウェア・通信費等。人件費・家賃は含まない場合が多い)

簡易課税のみなし仕入率に影響(国税庁

よくある売上額:

▶ 詳細設定(軽減税率・事業者区分)
%

食品・新聞等の売上が含まれる場合

基準期間の課税売上高が1,000万円超は課税事業者

共有: X LINE

インボイス制度と消費税の仕組み

インボイス制度とは

インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、2023年10月に開始された消費税の仕入税額控除に関する制度です。課税事業者が仕入税額控除を受けるには、取引先が発行する「適格請求書(インボイス)」の保存が必要になりました。

免税事業者(課税売上高1,000万円以下)はインボイスを発行できないため、取引先が仕入税額控除できず、値引き交渉や取引見直しを受けるリスクがあります。

用語のかんたん解説

仕入税額控除:
仕入れや経費にかかった消費税を、売上の消費税から差し引くこと
みなし仕入率:
簡易課税で使う、業種ごとに決まった「仕入割合」。実際の経費に関係なく適用される
基準期間:
個人事業主は2年前(前々年)の1月〜12月。この期間の売上で課税事業者かどうかが決まる
課税仕入れ:
消費税がかかる仕入・経費のこと。給与・家賃(居住用)・保険料などは含まない

4つの計算方式

方式 計算方法 条件
本則課税 売上消費税 − 仕入消費税 課税事業者なら誰でも
簡易課税 売上消費税 ×(1 − みなし仕入率) 基準期間の売上5,000万円以下 + 事前届出
2割特例 売上消費税 × 20% 免税→課税の登録者、2026年分まで
3割特例NEW 売上消費税 × 30% 個人事業主のみ、2027-2028年分

簡易課税のみなし仕入率

事業区分 業種例 みなし仕入率 実質納税率
第一種卸売業90%10%
第二種小売業80%20%
第三種製造業・建設業70%30%
第四種飲食業・その他60%40%
第五種サービス業(IT・コンサル等)50%50%
第六種不動産業40%60%

出典:国税庁 No.6509 簡易課税制度の事業区分

免税事業者が登録すべきケース

  • 取引先が課税事業者(法人)中心の場合 → 仕入税額控除できないと取引に影響
  • 経過措置の縮小が始まる → 2026年10月から控除率が70%に低下
  • 値引き交渉を受けている場合 → 登録して消費税分を請求する方が有利な可能性

免税のままでよいケース

  • 取引先が消費者(個人)中心の場合 → 仕入税額控除は関係ない
  • 取引先が免税事業者の場合 → お互いにインボイス不要
  • 売上が小さく消費税納税の事務負担が割に合わない場合

よくある質問

インボイス制度に登録しないとどうなりますか?
登録しない場合、免税事業者のまま消費税の納税義務は発生しません。ただし、取引先(課税事業者)があなたへの支払いについて仕入税額控除ができなくなるため、値引き交渉や取引見直しを受ける可能性があります。経過措置により、2026年9月までは80%、2026年10月〜2028年9月は70%の控除が認められますが、段階的に縮小されます。
2割特例と3割特例の違いは何ですか?
2割特例は売上消費税の2割を納付する制度で、2026年分(令和8年分)まで適用可能です。3割特例は令和8年度税制改正で新設され、2027年分・2028年分に売上消費税の3割を納付する制度です。いずれも個人事業主が対象で、事前届出は不要(確定申告書に付記)です。
簡易課税と2割・3割特例はどちらが有利ですか?
みなし仕入率が高い業種(卸売業90%・小売業80%)は簡易課税の方が有利な場合があります。一方、サービス業(50%)や不動産業(40%)は2割・3割特例の方が有利です。当ツールで両方を比較してご確認ください。簡易課税は事前届出が必要(適用開始の前課税期間末日まで)な点にご注意ください。
売上1,000万円を超えたらどうなりますか?
基準期間(2年前)の課税売上高が1,000万円を超えると、インボイス登録の有無にかかわらず課税事業者となり、消費税の納税義務が発生します。この場合、2割特例・3割特例は使えません(免税事業者がインボイス登録した場合のみ適用可能)。本則課税または簡易課税を選択することになります。
インボイス登録は取り消せますか?
はい、「適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める届出書」を提出することで取り消し可能です。届出書は翌課税期間から効力が生じます(提出日から30日前の日の属する課税期間の翌期間)。免税事業者に戻れますが、取引先への影響を考慮した上で判断してください。

関連する計算ツール

ご注意

本ツールの計算結果は概算です。実際の消費税額は取引内容・適用制度により異なります。正確な金額は税理士等の専門家にご確認ください。 計算は国税庁インボイス制度特設サイト・令和8年度税制改正大綱の情報に基づいています。