繰上返済 vs 投資 比較シミュレーション
住宅ローンの繰上返済に回すか、NISAなどの投資に回すか。利息軽減額と投資リターンを同時比較して最適な選択を判断できます。
条件を入力
一括で繰上返済するか、投資に回すかを比較する金額です。
返済予定表の「残元金」欄で確認できます。
完済までの残り年数。
現在の適用金利。
株式インデックスの長期平均は年3〜7%程度です。
NISA口座は運用益非課税。特定口座は20.315%課税。
控除は年末残高×0.7%が所得税から控除されます(最大13年)。
繰上返済 vs 投資 比較
| 項目 | 繰上返済 | 投資 |
|---|
利回り別の比較結果
繰上返済の利息軽減効果を100%とした場合の投資リターンの比率
| 利回り | 投資リターン | 繰上返済効果 | 差額 | 判定 |
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資産推移グラフ
投資にはリスクがあります
- 投資リターンは過去の実績に基づく想定値であり、将来のリターンを保証するものではありません。
- 株式市場は短期的に大きく下落する可能性があります(リーマンショック時は約-50%)。
- 繰上返済は確実に利息を軽減できます。投資は不確実です。
- 十分な緊急資金(生活費6ヶ月分以上)を確保した上で判断しましょう。
このツールでできること
マイホーム購入後にまとまった貯蓄ができると、多くの方が「このお金、住宅ローンの繰上返済に充てるべきか、それともNISAで投資すべきか」と悩まれます。住宅ローン金利と投資リターンの数字だけを見て判断しがちですが、実際には住宅ローン控除の残年数や投資口座の課税関係によって結論が変わります。
本ツールは、繰上返済の利息軽減額と投資のリターンを同時に比較し、どちらが有利かを数字で示します。住宅ローン控除の残年数やNISA口座の非課税メリットも加味した判定ができるため、より現実に即した比較が可能です。利回り別の損益分岐点も一覧で確認でき、住宅ローンシミュレーションやNISAシミュレーションと組み合わせて総合的な資産計画を立てることができます。
使い方ガイド
以下の手順でシミュレーションを行います。手元に住宅ローンの返済予定表を用意するとスムーズです。
- 繰上返済/投資に回す金額を入力します。手元にあるまとまった資金(ボーナスや貯蓄など)の金額です。
- 住宅ローン残高と残返済期間を入力します。返済予定表の「残元金」欄と最終返済日から確認できます。
- ローン金利を入力します。変動金利なら現在の適用金利を入力してください。
- 投資の想定利回りを入力します。全世界株式インデックスの長期平均は年5〜7%程度ですが、保守的に3〜5%で試算するのが一般的です。
- 投資口座の種類を選択します。NISA口座(非課税)か特定口座(課税20.315%)で結果が大きく変わります。
- 住宅ローン控除が残っている場合は「住宅ローン控除の残年数を考慮する」にチェックを入れ、残年数を入力します。
- 「比較シミュレーション」ボタンを押すと、結論・比較テーブル・利回り別比較・資産推移グラフが表示されます。
具体的な計算例
計算例1: 金利1.5%の繰上返済 vs 投資利回り5%
- 余剰資金: 300万円 / ローン残高: 3,000万円 / 残30年 / 金利: 1.5%
- 投資: NISA口座 / 想定利回り: 年5%
- 繰上返済(期間短縮型)の利息軽減効果: 約148万円
- 投資のリターン(30年後・非課税): 約996万円
- 判定: 投資の方が約848万円有利
- ただし、投資は年5%のリターンが30年間継続する前提です。途中で大幅な下落が起きる可能性もあるため、確実性を重視する場合は繰上返済が安全な選択です。
計算例2: 金利0.5%の繰上返済 vs 投資利回り3%
- 余剰資金: 500万円 / ローン残高: 4,000万円 / 残25年 / 金利: 0.5%
- 投資: NISA口座 / 想定利回り: 年3% / 住宅ローン控除残年数: 8年
- 繰上返済(期間短縮型)の利息軽減効果: 約34万円
- 住宅ローン控除の減少分: 約28万円(500万×0.7%×8年)
- 繰上返済の純メリット: 約6万円
- 投資のリターン(25年後・非課税): 約548万円
- 判定: 投資の方が約542万円有利
- 低金利ローンで控除が残っている場合、繰上返済のメリットは非常に小さくなります。NISA枠が余っているなら投資に回す方が合理的と考えられます。
※上記は一定の利回りを想定した理論値です。投資には元本割れリスクがあり、将来のリターンを保証するものではありません。
繰上返済と投資の判断基準
繰上返済が有利なケース
- ローン金利が1.5%以上の場合
- 住宅ローン控除が終了済みの場合
- リスクを取りたくない方
- 退職までの期間が10年未満の場合
- 変動金利で金利上昇が不安な方
投資が有利なケース
- ローン金利が1%以下の場合
- 住宅ローン控除がまだ適用中の場合
- NISA枠がまだ余っている場合
- 投資期間が15年以上確保できる場合
- 相場変動に動じない方
よくある間違い・注意点
- 「金利より利回りが高ければ必ず投資が得」と単純比較してしまう: ローン金利1%と投資利回り5%を比較して「投資が4%得」と考えがちですが、住宅ローン控除の減少分、NISA枠の上限(年360万円)、投資の元本割れリスクを考慮する必要があります。本ツールではこれらの要素を加味して判定しています。
- 住宅ローン控除期間中の繰上返済で二重に損をするケース: 金利0.5%のローンで控除期間中に繰上返済すると、利息軽減効果が小さいうえに控除額も減少します。控除期間中は繰上返済せず、NISA口座で投資した方が合理的なケースが多いとされています。詳しくは繰上返済シミュレーションで利息軽減効果を確認してください。
- 投資の想定利回りを楽観的に設定しすぎる: 全世界株式インデックスの過去30年の実績リターンは年6〜7%程度ですが、将来もこの水準が続く保証はありません。保守的に年3〜4%で試算し、それでも投資が有利な場合に投資を選択するのが堅実な判断と考えられます。
住宅ローン控除の影響
住宅ローン控除は年末残高の0.7%が所得税から控除される制度(最大13年間)です。繰上返済をすると年末残高が減少し、翌年以降の控除額も減ります。
例えば、ローン残高3,000万円で繰上返済300万円を行うと、年末残高が2,700万円に減少。翌年の控除額は21万円→18.9万円に減少し、残りの控除期間分だけ控除の恩恵が小さくなります。
NISA口座の税メリット
新NISA口座では運用益が非課税のため、投資リターンがそのまま手元に残ります。特定口座では運用益に20.315%の税金がかかるため、実質リターンが約2割減ります。例えば利回り5%の投資で100万円の運用益が出た場合、NISA口座なら100万円がそのまま手元に残りますが、特定口座では約80万円に減少します。
関連情報・出典
最終更新日:
よくある質問
繰上返済と投資、どちらが得ですか?
住宅ローン控除期間中に繰上返済すべきですか?
NISA口座と特定口座では結果が変わりますか?
投資にはリスクがありますが、大丈夫ですか?
この計算結果は正確ですか?
関連する計算ツール
ご注意
本ツールは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。 計算は金融・投資の情報に基づいています。