手取り計算ツール
年収(額面)を入力するだけで、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取り額を自動計算します。2026年(令和8年)最新の税率に対応。
手取り額の計算方法
手取り額は、額面の年収(総支給額)から税金と社会保険料を差し引いた金額です。以下の3つが主な控除項目となります。
1. 社会保険料(約15%)
健康保険料(約5%)、厚生年金保険料(約9.15%)、雇用保険料(約0.6%)の合計です。給与から天引きされ、労使折半(雇用保険は労働者負担分のみ)で計算されます。
2. 所得税(累進課税)
所得税は、課税所得に対して5%〜45%の7段階の累進税率が適用されます。さらに復興特別所得税(所得税額の2.1%)が加算されます。
| 課税所得 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 0円 |
| 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
| 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
| 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
| 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
| 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
| 4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
3. 住民税(約10%)
住民税は「所得割(課税所得の10%)」と「均等割(年5,000円)」の合計です(総務省:個人住民税)。前年の所得に基づいて計算され、6月から翌年5月に徴収されます。
2026年(令和8年)の主な変更点
令和8年度税制改正により、いわゆる「103万円の壁」が大幅に見直されました。
- 基礎控除:本則48万円 → 最大104万円(所得税、合計所得489万円以下の場合。特例加算含む)
- 給与所得控除の最低額:55万円 → 74万円(恒久69万+特例5万)
- 非課税ライン:103万円 → 178万円に拡大(基礎控除104万+給与所得控除74万)
※ 基礎控除は合計所得金額により段階的に変動します(489万超→67万、655万超→62万)。当ツールは自動で適切な控除額を適用します。
年収別の手取り目安(2026年・独身の場合)
※ 39歳以下、扶養なし、その他控除なしで概算
| 年収 | 手取り目安 | 手取り率 |
|---|---|---|
| 300万円 | 約242万円 | 約81% |
| 500万円 | 約393万円 | 約79% |
| 700万円 | 約531万円 | 約76% |
| 1,000万円 | 約727万円 | 約73% |
| 1,500万円 | 約1,024万円 | 約68% |
このツールでできること
- 年収(額面)から手取り額を瞬時に計算
- 所得税・住民税・社会保険料(健保・厚年・雇用・介護)の内訳をグラフで可視化
- 扶養家族数・配偶者控除・iDeCo・生命保険料控除・住宅ローン控除に対応
- 2026年(令和8年)税制改正(基礎控除最大104万円・給与所得控除最低74万円)に自動対応
- 月額手取り・手取り率もあわせて表示
個人事業主・フリーランスの方は個人事業主の手取り計算ツールをご利用ください。より詳しい所得税の仕組みは所得税・住民税計算ツールでも解説しています。
使い方ガイド
- 年収(額面)を入力:源泉徴収票の「支払金額」欄に記載されている金額を万円単位で入力します。クイックボタン(300万〜1500万)を使えばワンタップで入力できます。
- 詳細設定(任意):より正確な計算には「詳細設定」を開き、年齢区分・扶養人数・配偶者控除・iDeCo・生命保険料控除・住宅ローン控除を設定してください。
- 「計算する」をタップ:手取り額・月額手取り・内訳グラフが即座に表示されます。
よくある間違い・注意点
- 年収と手取りの混同:求人サイトや給与交渉で提示される金額は通常「年収(額面)」です。実際に銀行口座に振り込まれる金額は手取り額で、年収の75〜85%程度になります。
- 交通費の扱い:通勤手当は月15万円まで非課税ですが、社会保険料の算定基礎には含まれます。年収に交通費を含めると計算結果がズレる場合があります。
- 住民税の後払い:住民税は前年の所得に基づき、翌年6月〜翌々年5月に徴収されます。新卒1年目は住民税がかからないため手取りが多く感じますが、2年目から天引きが始まります。
- 社会保険料率の地域差:当ツールは協会けんぽの全国平均料率で計算しています。健康保険組合や都道府県によって実際の料率は異なります。
具体的な計算例
計算例①:年収500万円(30歳・独身・扶養なし)
前提条件:30歳、独身、扶養なし、iDeCo・住宅ローン控除なし
① 給与所得控除:500万 × 20% + 44万 = 144万円
② 給与所得:500万 − 144万 = 356万円
③ 社会保険料:500万 × 約15% ≒ 約75万円
④ 課税所得(所得税):356万 − 75万 − 104万(基礎控除)= 177万円
⑤ 所得税:177万 × 5% × 1.021 ≒ 約9万円
⑥ 住民税:(356万 − 75万 − 43万) × 10% + 0.5万 ≒ 約24.3万円
→ 手取り額:500万 − 9万 − 24.3万 − 75万 ≒ 約392万円(手取り率 約78%)
計算例②:年収800万円(45歳・配偶者控除あり・扶養1人)
前提条件:45歳(介護保険あり)、配偶者控除あり、扶養1人(16歳以上)
① 給与所得控除:800万 × 10% + 110万 = 190万円
② 給与所得:800万 − 190万 = 610万円
③ 社会保険料:約15.4%(厚年上限+介護込)≒ 約123万円
④ 各種控除:基礎控除67万 + 配偶者控除38万 + 扶養控除38万 = 143万円
⑤ 課税所得(所得税):610万 − 123万 − 143万 = 344万円
⑥ 所得税:344万 × 10% − 9.75万 × 1.021 ≒ 約25.2万円
⑦ 住民税:(610万 − 123万 − 109万) × 10% + 0.5万 ≒ 約38.3万円
→ 手取り額:800万 − 25.2万 − 38.3万 − 123万 ≒ 約614万円(手取り率 約77%)
※ 上記は概算です。実際の金額は国税庁の速算表でご確認ください。節税対策としてふるさと納税や住宅ローン控除の活用もご検討ください。
最終更新日:2026年2月
よくある質問
手取り額とは何ですか?
この計算結果は正確ですか?
社会保険料はどのように計算されていますか?
手取り額を増やす方法はありますか?
年収と手取りの一般的な割合はどのくらいですか?
ご注意
本ツールの計算結果は概算です。正確な金額は税理士等の専門家にご確認ください。 計算は国税庁「所得税の税率」、総務省「個人住民税」(2026年時点)の情報に基づいています。